好きなものは好き ただそれだけ

主にジャニーズWESTだけどジャニーズ全般大好き。

ジュニアの猪狩くんと同い年になった息子の誕生日ケーキのこと


(猪狩くんこの話に全く関係ありません)

うちの息子は先月末に14歳になった。この日のケーキ準備について私は細心の注意を払っており、前々からどんなケーキがいいのか、フルーツは?トッピングは?と確認を入れていた。厨二病なのかなんなのかめんどくさそうで「えー」とか「考えとく」とか言ってなかなかはっきりとコレとは示してくれず、結局前日に本人に再確認を入れたら、スマホで私がリサーチした結果をスクショしたものの中から「これ」と不二家のホール生チョコケーキを指差した。その場ですぐに家から一番近い不二家に電話をし、なんとか用意できてホッと胸をなでおろした。

4月から中3になった息子の誕生日ケーキにそこまで必死って、過保護すぎないかとか子離れできていないなとか思われそうだが、そうではない(はずだ)。1年前の息子の13歳の誕生日、バースデーケーキを巡って一悶着あって誕生日が台無しになったので、今年はもうあんなのは嫌だと思ったのだ。

去年の息子の誕生日は、私と子供達で前日から実家に里帰りしていて(子どもたちは春休みだが、夫は仕事のために大阪で留守番)、私は昼から娘だけを連れて友人と会っており、仕事を早めに切り上げて戻ってくるという父と、実家から一緒に現地にくるという母と息子と、夕方全員で吉祥寺の東急デパートで待ち合わせをしていた。

私と母の算段では、地下の食品売り場にケーキ屋さんもあるから、そこでケーキを決めて準備してもらい、上の焼肉屋さんでご飯を食べてから帰りにピックアップすれば良いということになっていた。
しかしいざケーキ売り場に行ってみると、ホールになっている誕生日ケーキによさそうなものの中に彼が「コレ!」とピンときたケーキがなかったらしい。
誕生日ケーキなんてどれも似たようなものじゃないかと思ったが、彼の中では同じじゃなかったようだ。
「焼肉食べてからもう一回考える」とか言うので皆で上の焼肉屋に向かったのだが、おい待てよ、ご飯食べたらその間に誰かが買っていくかもしれないし、選択肢はもっと減るんだよ?
「どーすんの?てかいまいちピンとこないってあなたはどのようなケーキがお望みなの?」と聞いたら「いや、フツーの、シンプルなケーキ」と言う。
「普通のシンプルなホールケーキ」だったら◯◯(ケーキ屋の名前)にあったじゃん、と言ったら
「あったっけ?じゃ、それでいいよ」
と。

仕方ないからもう一度私一人で地下のケーキ売り場に戻って、3000円ぐらいのフルーツの乗った白いホールケーキに名前を入れてろうそくを添えて冷蔵保存しておいてくれるように頼んだ。するとすぐにやってくれて、これでいいですかと言うので一応写メを撮って焼肉屋に戻った。

もう肉が運ばれ始めて、彼らは食べ始めていたが、写真を見せたとたん、息子の顔がスーパー不機嫌になった。

明らかにケーキにご不満があるようだ。

よくわからんが、そのケーキのフルーツが気にくわなかったらしい。

だけどもう名前も入れてしまってもらって、キャンセルもしにくい。

せっかく誕生日だからと母は店の予約を取り、父は焼肉をご馳走してくれているのだ。なんだその機嫌の悪さ?と私もムカついたがとりあえずあまりバースデーボーイ本人の機嫌がよろしくないまま食事は終わった。

食事を終え、地下食品売り場で受け取ったケーキの現物を見た息子はさらに不機嫌になった。なんかよくわからんが、乗ってるフルーツの種類の何かが嫌だったのか?俺の誕生日だから完璧に俺の好きなものしか入っていないケーキが欲しいのに、ナンダコレハ?ってとこか?

でも、じゃあ、最初に売り場で見た時に、これこれこういう理由だからこういうケーキは欲しくないとか、どんなのがいいの?と聞いた時にもっと具体的に「こんなケーキが欲しい」といえばよかったじゃないか。

デパートを出て吉祥寺駅方面に向かう間、私は息子と言い争いになった。息子は「あのフルーツが乗ってるホールケーキだったら、普通の何にも入ってないロールケーキの方がまだ良かった。」とか言い出しやがる。
「じゃあそういえばいいのに!東急にも普通のロールケーキあったじゃん?!」
「ロールケーキあったのなんて気付かなかったよ。これかあるいはこれか…って指さしてたのホールだけだったじゃん」とか屁理屈をつけて「13年も母親やってるのに俺が好きじゃないケーキもわかんないの?」とまで言いやがるので、私、駅ビルであるアトレを通り抜けようする時についにキレて
「なんなのあんた?欲しいものがあるならちゃんと最初からこういうものって言わないと伝わらないんだよ?相手は親しい人だから欲しいものも全部わかってくれるだろうなんて、勘違いだよ?!欲しいものはちゃんと自分の口で相手に伝わるように言わないとダメなんだよ!」
「あんためっちゃ日本の男だね!私は日本人男性のその、俺たちの関係なんだから分かるでしょ汲み取ってよ察してよみたいなスタンスが無理だからダッドと一緒になったんだよ!!だから私といるときはそのはっきりしない要求して、思い通りにならなかったからって機嫌悪くなるのやめて!」
とまくし立てたら息子は悔しげに涙を落とし、彼なりに(やや論理は破綻していたが)反論し、母が
「もうこんな道端で恥ずかしいしせっかく年に一度の(そりゃそうだ)誕生日なんだからやめて…」
「ほら、アトレにもクリームだけのロールケーキ売ってるところあるじゃない、そこで買っていきましょ」
となんとかとりなしてくれて、ロールケーキ「も」買って実家に戻った。



という一連の出来事があったため、今年は本人が文句のつけようのないチョコケーキを無事ゲットし、夕飯は本人希望のラザニア風スパゲッティを作ってやった。

大好きな息子なのだ。大好きな人が望むことならば最善を尽くしたい。私としては、ちゃんとあなたが欲しいものを用意してあげたいのだ。

去年私がブチ切れた時に「日本人男性は、汲み取ってよみたいなのがある」と言ったら、母があとで「うーん、うちのパパはそんなことないタイプだと思うけどね。日本人だからってわけでもないんじゃない?」と言っていた。確かにうちの父は日本人だけど違う。「汲んでくれ」みたいなのがないストレートな人だ。私はそういうのがあまりない父親のいる家で育ったから男性のそういうのを読み解くのが得意でないし最終的にはあれこれ考えるのが疲れてしまうのかも。
でも現夫の前に付き合ったりデートしたりした日本人男性数人はだいたい「汲み取って」タイプだった。(唯一、高3~大1にかけて付き合った人はあんまり「汲み取って」君でもなかった。その人は私と付き合った後オーストラリア人の女の子と付き合っていた。)

つい先日「ナカイの窓」の再放送(外国人SP回)をやっていて、マルシアが中居くんに
「(元夫の大鶴)義丹さんのことも含め、日本人との恋愛ってどうですか?もういいって感じ?」
とか聞かれていた。
マルシア
「私は義丹にはすごく感謝しているよ。日本人の男は、ストレートじゃないから、恋愛が駆け引きになって、それが面白いよね」と答えていて、うわ…なんかすごいわかる…って思ってしまった。
どこか心の探り合い、というか、いかに「俺たちの関係なんだから汲んでくれよ」に応えられるかが日本の男性との恋愛の醍醐味になってるところはあるのかもしれない。
ドル誌のジャニーズの記事や質問コーナーなんかを見ても、彼ら、なんともストレートじゃない子が多いではないか。WEST桐山くんとか「ストレートじゃない」の極みでしょ。(照史の非ストレートさはあこさんのブログを読んでみてください。めちゃ面白いので。

 

桐山照史が魅せる女の扱い方に関する考察 - 2.5次元びゅーーーん)


☆☆☆

ところで、今年の3月に帰省した際に(今回は息子の誕生日はかぶらなかったのだが)、母が「『ララランド』見た?」と言うので「見たよ。ママも知ってる元カレ思い出して微妙な気持ちになったわ。最近ネットで20年ぶりに写真見たとこだったし」と言ったら「ああ、『留学行ってもいいけど帰ってきたらスチュワーデスになれ』って言い放ってあなたが怒ってた例の彼ね。ははは。」と言っていた。

「スチュワーデスになれ」の件は「俺の彼女元スッチー」「俺の奥さん元スッチー」と言いたかった彼の虚栄心から来たものとずっと思っていたが(実際それはかなりあると思うが)、今回久しぶりに帰省して少し思うところがあった。

今回私たちが帰省している間の日曜日、親友と夕方まで外でお茶をして、7時過ぎに両親と子供達が夕飯を食べ始めている時間に実家に戻ったことがあった。
実家に戻った時、食卓で子供たちと鍋を囲み、晩酌をしている両親を見て、「あ、これか…」と妙に腑に落ちた気がした。

現夫も、付き合って半年後ぐらいに一度両親と引き合わせてからは時々実家に夕飯を食べにくるようになり、問題なくやっていたが、スッチー発言の元カレの方もそう言えば非常に好んでうちの実家にご飯を食べにきていた。いまは夫は家族になっているのでまた別の話だが、彼氏時代は元カレの方が「うちの実家で夕飯」をよりエンジョイしていたように思う。

あまりにプライベートすぎる話で書くのはやや気が引けるし、私には言いたくなかったのか詳しくは言ってくれなかったが、おそらく、いや間違いなく彼の両親はあまり仲が良くなかったと思う。彼の父親は私が付き合っていたときに60代前半で亡くなったのだが、「いやうちの家族全然悲しんでないから大丈夫だよ」とか言っていて、強がってるのかと思ったら、お通夜の日もお母さんは随分とサバサバした様子だった。その少し後にお母さんに会った時には「はーせいせいした」とか言ってて、ほんとに悲しんでなさそうだった。
夫婦も20年も30年も一緒にいるとこうなったりするもんなんだろうかと当時まだ若くてあまり「夫婦の片方の死」のサンプル自体を見たことがなかった私はそこまで深く考えなかったのだが、60過ぎの夫が死んで、少なくともそれまで25年やそこらは結婚生活を続けて来たはずの奥さんがあそこまでケロッとしているのは、やはり、ちょっと普通の夫婦関係じゃない、と今ならわかる。(それか普通じゃないレベルで自分の感情を外に出さない家族なのか。どっちにしろ普通じゃない。)

元カレは、どうやらそうした自分の親の関係自体はそういうものとして受け入れていたようだ。
しかし、これも今思うとだが、うちの両親は(無論揉め事やお互いの愚痴を聞かされる事はちょくちょくあったが)まあ少なくとも険悪な仲ではない普通の夫婦だったし、私にとっては当たり前でしかなかった、母親がご飯を用意し週末に家族で普通に平和に鍋をつついて晩酌をするという「この雰囲気」こそが彼が欲しいものだったのではないだろうか。そしてこの中で育った私ならコレを自分のために再現?再生?してくれるんじゃないかと思ったのではないか。「お母さん見てるとK子の30年後が想像できるよ~」とか言ってたし。それに彼の母親は忙しくてほとんど料理しないと言っていたし。これ以上詳しく書くのは控えるが、今思い出すとああ、と思い当たる節がいくつかある。

そして、おそらく、私に大学院留学をしてキャリアアップしていくような道は望まず、ほどほどにパート程度の仕事をして、あとは家のことをちゃんとして温かい食卓の雰囲気を作って欲しいと思っていた(と思われる)*1彼は、スチュワーデスなら妊娠出産で辞める人が多いし、元の肩書きとして聞こえもよく、その後、家に収まってくれるコースとして完璧だと思ったのではないか。

でも、そうならそうと言ってくれよ!
核心の部分を聞いて受け入れるかどうかは別として、なんでそこを言わないんだよ!
とつぜんスッチーになれとか言われてもヒントが少なすぎて意味がわからない。

息子のケーキ事件もそうだが、自分が私に求めることのうち、50パーセントとか70パーセントとかしか伝えず、残りは私に考えろとか察してくれとかいうやり方は、ほんとイライラさせる。

イライラするのは相手のことが嫌いだからじゃない。好きじゃない相手なら、最初から要求なんて聞かないし聞いてやろうともしない。好きな相手だからこそ、できる限り希望には応えたいと思うし、だからもどかしくてイライラするのだろう。

去年の息子の誕生日ケーキ事件で、私がアトレで人目も構わずブチ切れたのは(引かないでね)、はは、昔よく私が感じていたあのイラつきを思い出したからかな…、とか一人で苦笑いしてしまった。
考えてみれば普段主張の激しい妹におされ、あまり自己主張をしない息子の子供っぽさと可愛げと甘えが「なんで母親なのに俺の欲しいケーキわかってくれないんだよ~」という形で珍しく表面化しただけのことで、あそこまでキレるほどのことでもなかった。

いろいろあって(話が長くなりすぎるので割愛)、私は海外大学院を修了することもできず、その後キャリア路線にも乗れず、結局夫の扶養範囲で働き、家事育児の一切を引き受けるパート主婦になっている。自分の中で予定していた人生プランよりもだいぶ早めにやってきた息子はもう14歳だ。
人生何もかもが予定通り上手くいってる人なんてきっといないはずで、仕事面(キャリア面)では私はあまり自分自身納得いっていないが、人生の他のよかったと思える部分と合わせて考えて相殺させられるならまあいいと思うべきかと思う。

息子よ14歳おめでとう。中3受験なし共学とかまじ楽しそう。羨ましい。


*1:いまどき珍しいと思うかもしれないが昔の話なので。