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『溺れるナイフ』観てきました

映画「溺れるナイフ」観てきました!

観てない方、以下、映画のあらすじです。
まだ観てなくて、ネタバレ知りたくないーー!という方はどうかすぐにお引き返しください!!最後まで盛大にネタバレしてます。









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(↓広島って書いちゃったけど、広島弁を取り入れた架空の土地ってことらしい。)

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先週金曜日、お昼前の回に行くつもりだったんだけど、朝、職場から「午前中だけでいいんですけどヘルプに来てくれませんか?!?!」って電話がありまして。じゃあ午後イチの回にするか~って仕事行ってから観に行ったら、上映開始に間に合わなくって最初10分ぐらい見逃してしまいました。だから観終わった後、映画は面白かったけど、ナツメとコウの出会いが分からん…ちょっとだけ不完全燃焼だわ…ってなってまして。

帰ってから冒頭部分埋めようと思ってLINEマンガの無料で読める3巻まで読んでみたら、原作の面白いこと!
LINEマンガ、4巻以降購入すると高いから、昨日早速TSUTAYA行って17巻まで借りて来ました。

そしたら、原作、ほんっとめっっちゃ面白いの!!!

映画も面白かったんですよ!下手に原作読まなかったら、映像キレイだったな~面白かったな~で終わっていたと思う。

でも原作読んじゃったら、映画公開前に原作ファンの人たちが「あの原作の世界観を映画で表現できるのだろうか?」って言ってたのがなんかわかってしまった気がした。

確かに原作かなり削ぎ落として登場人物減らしてシンプルにしたら↑の私の怪しいあらすじみたいな感じになるのかもしれないんだけど、なんか違うのよ~。そんで、その違いの部分が原作の良さでもありそうなのにもったいないなあ…と。

その違いってなんだろ…って考えたら、世界観といえばそうなんだろうけど、具体的にあげるなら私が一番気になったのは、主役の二人と大友のキャラでした。

ナツメちゃんは、映画では可愛くてきれいで色っぽいけどわりとピュアっぽく描かれるような気がしたんだけど、原作マンガだともっと計算高さや傲慢さもあって、賢くてトゲがあって強いけど、そのどうしようもないかわいさや激しさで人を惹きつけるところがあって、小悪魔的な魅力があるんだとおもった。

コウは映画で見ると地元のヤンキーのヘッドどまりって感じで中途半端だったけど、原作だともっと神がかっていて、悪いことを極めてもどこか冷静な目で自分や周りを見ている感じ。原作では最終的には更生したけど、映画だと彼女に置いてかれた田舎のヤンキーのままって感じで終わってしまったのが残念だった。原作みたいに、もっと地元の「神」に取り憑かれていて、そこから離れられないしがらみや重さ、常に心の奥で何かと戦ってる描写があれば良かったのに。

大友も、映画だと単に純朴な田舎の好青年って感じで、服とかもわざとビミョーにダサくしてあったみたい*1だったけど
、原作だともっと「地元のモテ男」だった。大友は原作では「メタリカ」(「メタルカ」に変えてあったけど笑)のライブのために東京遠征してくる音楽大好き少年なんだよ!あの場で吉幾三はないんじゃないのか?!いやあのシーン面白かったけど…。爆笑したわ。

なんつーか、原作の方がナツメもコウも大友もロックに生きてて*2かっこいい気がしたし、ナツメとコウは原作ではもっと心と心で激しくぶつかり、かつ繋がってる感じがした。

ただそれは私が原作から読み取ったことであって、映画監督の山戸結希さんはそこに重きをおかなかったのかもしれない。山戸さん自身原作の漫画の大ファンってことだけど、原作の「溺れるナイフ」の「かっこよさ」を、この監督は私が読み取ったのとだいぶ違う視点から読み取ったんだろうなぁって思った。
音楽とかも、私が原作から感じたイメージと違うんだよなぁ~。ああいうフワフワいまどきっぽく可愛い感じじゃなくて、原作に出てきたThe Roostersとかの方がイメージだよ~。*3


なんかあんまりいいこと書いてないけど、映画版良いな~と思ったこともあります。

ひとつはナツメ役のコマツナちゃんが映画も原作と同様にエロかったこと。横たわってるところとか、泣いてるところとか、アラフォーおばさんでもなんかドキドキして襲いかかりたくなる男の気持ちがわかる気がしたわ…。あの子をあんなふうにエロく撮ってエロい監督だぜ、と思ったら、監督女性だったのね。びっくりした。

あと重岡の演じた大友。最初から原作と別の人物設定と考えれるのならば、あれはあれで大友という人物もシゲの演技もすごく良かった。風邪を引いてるナツメちゃんの家にお見舞いに行ったら同じ部屋で隠れてお着替えされてモンモンとしてしまって、顔が近づいた時思わずチューせずにいられなかったところとか。チューしちゃったあとの表情とか。カラオケでナツメちゃんに別れを切り出されて「大好きじゃけん!」と言ってみるも、その想いがどうにもできなくてヤケクソで「俺ら東京さ行くだ」歌うところとか。切なくてカッコ悪い大友がステキだったよ~。人間臭くて良いキャラだったと思う。


もう一度いいますが、私は後から読んだ原作が面白すぎて、なんか違うじゃん!実は原作の持つ良さが出てないのでは?!って思ってしまったというだけで、最初から別物と思えば映画も決して悪くないと思います。
漫画原作の面白さを忠実にって難しいよねー。たいぴー&窪田くんの出てた「MARS」とか酷かったもんな。「MARS」に比べれば、「溺れるナイフ」の実写版100倍いいよ!「MARS」は原作リアタイしてて大ファンだったからチープに撮られちゃってかなりショックだったわぁ…。

溺れるナイフ」も最後のナポリタン(だっけ?)映画祭に出品された映画のシーンは安っぽくてやめてくれぇ~って思ってしまったけど…。あんなやっすい映画が海外の映画祭で賞とるか?!てかあの最後のバイクのシーン丸ごといらなくない?
あとセックスシーンが海の映像になってるとか!なんじゃそれ!吹き出したわ。なんとかならなかったのか?!?!


*1:クマのTシャツ!笑

*2:ロックに生きてるって内田裕也みたいなのじゃないからね!

*3:The RoostersのFool for youという曲。原作9巻第34話で大友お兄さん夫婦が子作り中に大音量で流してたんだけど、ルースターズとかストーンズとかメタリカとか、原作者のジョージ朝倉結構歳いってるだろ!と思ったらやっぱり1974年生まれだった。