好きなものは好き ただそれだけ

主にジャニーズWESTだけどジャニーズ全般大好き。

自分の言葉で、あるいは言葉を自分のものにして、喋るということ〜ドラマ「HOPE 」とかSMAPとか


「HOPE」1話の香月(山本美月ちゃん)や上司の結城主任(丸山智己さん)が英語を喋っているシーンを見て、なんとも違和感があった。英語としてはちゃんとした監修者もついてるようだし全然間違ってないんだと思う。発音もあんまりよくはないかもしれないけど最悪ってほどでもなく、なんなら私の英語もかなり日本語アクセントがあると思うので人のことは言えない。

ずっとなんだろうって思っていて、今日「シン・ゴジラ」の映画評を見てたら、気の毒なことに石原さとみの英語がボロクソに言われてるではないか。私は興味ありながらもまだ「シン・ゴジラ」は見てません。

それで思い出したんだけど、石原さとみと山Pが英語しゃべる、お坊さんのドラマやってた時にも「決して下手じゃないんだけど違和感」を感じたな…と。山Pの英語を悪く言うと叩かれそうなので怖いですが、「下手」じゃないんです決して。むしろ日本人としてはかなり上手な英語と思う。それなのにこのよくわからない「違和感」はなんなのか。

そうそうむかーし大倉君がやってた「ROMES 」というドラマの時も感じたな。大倉くん、元々英語喋れないと言ってる割には劇中ではそれほど発音も悪くないし、英語のセリフすっごい頑張ってて感心したんです。でもバイリンガル帰国子女の役というにはやっぱり苦しいものがあった。

思ったんですけどね、けっきょく話し手(演者)がその英語のセリフを自分のものとして咀嚼し切れてないのではないかと。

たぶん、美月ちゃんは大倉君と一緒で元々そんなに英語が得意というわけじゃないようだし、HOPEの丸山さんの元の英語スキルは知らないけどその人も、石原さとみや山Pも、与えられたセリフがそれまでの自分の英語ボキャブラリーの中にない語だったり言い回しだったりっていうのがあったんじゃないかと思うんですよね。


外国語のセリフが伝わるか、自然に聞こえるかは「言葉をその人のものにして喋っているか」っていうのが大きいんじゃないかと思う。


たとえば同じ俳優でいうなら渡辺謙さんとかも決して完全なネイティヴ発音じゃないと思うんです。でもあれだけハリウッドやブロードウェイで重宝されるのって、英語のセリフを自分のものにできるから。英語のセリフに正しく感情を込められるからなんじゃあないかな。

それから、俳優じゃないからまた違う話になってくるんだけど、「完璧じゃないけど」っていう観点から行くなら、村上春樹の英語、すっっごいですよーー!私最初に聞いた時違う意味で感動しました。MITかどこかで講義した時の英語、エルサレム賞を受賞してスピーチした時の英語、めっちゃ発音日本人のおっさん。*1でもご本人の内側から湧き出た内容で、心がこもっている。現地の学生にも大人気の講義だったらしいし、スピーチも人の胸を打つ内容だと評価が高かったようです。


言っている内容が「伝わるかどうか」は言葉に心が宿っているかどうか、なのかなーと思う。



少し話がずれるが、うちの子の行ってる小学校変わってて、ちょっとフツーじゃない程度に「プレゼンテーション」に力を入れてるんですよ。それでうちの子が2年生の時にお世話になった担任の先生が、プレゼンテーションの授業がめちゃ上手くて、その方がプレゼン(日本語)の授業で決めたルールが「プレゼンテーションのために本とかネットとかで調べることが必要だと思うけど、実際のプレゼンのときは調べたものそのまま丸暗記はダメ。カンペを読むのもだめ。短くていいから自分で調べた内容を自分の言葉で説明しましょう」と。7〜8歳の子になかなかハードルの高い要求だと思いましたが、実際にそのプレゼンの授業の参観に行ったら、聞いてる側にすっごい内容が入ってくるんです。グループごとに動物のことを調べて発表だったんですが、上の子も同じ学校だったので毎年いろいろ子供のプレゼン見せてもらってるけど、いまのところその先生の時の「自分の言葉でプレゼン」がいちばん伝わったと思う。

これまた話がそれるかもしれないけど、まだ翔君がNEWS ZEROを始めてそんなに経ってない頃、まだファンじゃなかったけど、嵐の櫻井君出てるのか〜見てみよっかな、と思って見たことがあるんです。でね、かなりはっきり言って申し訳ない。イチメンで説明してる翔君見て「思いがけず難しいテーマ選びすぎちゃった大学生の卒論の発表みたいだな」と思ったんです。ニュースを説明する側としてはまだまだニュースの全体像の把握が足りてないんじゃないか?というような「何かを読み上げてる」っぽさが残る説明だったんですよね、当初は。
そのあと時間をおいてまた見るようになって、そういうかんじは無くなって、今は「プレゼン上手な翔さん」って思ってますけど*2やはり最初の山本美月ちゃんらの英語のセリフとかと一緒で、当時は翔君も内容を完全には咀嚼し切れてなくて自分のものにできてないままニュースを読んでいた部分があったのかなあと。



話がどんどん飛びますが、1月のSMAPの生会見、アレは彼らの表情や言い方からして言わされてる感も強く、ただその言わされてる感が逆に、彼らの本心を伝えるようなところがあったような気がします。

今年に入ってからあるときに「正義のミカタ」にゲスト出演してた某大学の教授がいるんですけど、私大学院に所属してたときにその教授の授業とったことがあるんです。「ミカタ」では別のテーマの解説者として出てましたが、その方本当の専門は「コミュニケーション学」でして。テレビにその顔が出てきて超びっくりしましたよーー。淳太君の目の前じゃないか羨ましい!って(笑)あ、また話それたんですけど、その先生のいっつも言ってる持論が「コミュニケーションの90パーセントは、実際の(字面としての)言葉以外のところで行われている」というものでした。
私は正直その90パーセントってどういう統計でとったの?とか90パーは言い過ぎなんでは?とか思わなくもなかったですが、本当に、字面以外の表情、抑揚、言葉をどこで区切るか、体や顔のパーツの動き、声のトーン、そういったいろいろなもので本当にそう思って言っているのかどうか、っていうのが伝わったりするし、そうした字面以外の90パーセントが違えば同じ「ごめんなさい」って言っても全然意味が変わってとられますよね。

SMAPの解散に関するコメントが新聞に出ていたけど、是非とも彼らの口から彼らの言葉で語るのを聞きたい。
私はここに書くとなんつードライな人と思われそうだけど、実はSMAPについては「あそこまでメンバー内で関係悪化してるならむしろ解散する方がいい」「慎吾ちゃんを自由にしてやってくれ、見てて辛い」って思ってます。でも、彼らが自分らの言葉でどう語るのかは聞いてみたい。

あと、ついでにほんっとにどーでもいい情報ですが、私がこれまでの人生で一番「似てる」って言われたことがある芸能人は香取慎吾です。最近全然言われなくなったけど。(いま香取慎吾似のこのおばさんどんな顔だよって想像してるでしょ?)
慎吾ちゃんテレビで見る機会減るんだろうなぁやっぱり。ちょっと寂しい。



*1:どっちも多分まだ動画サイト検索したら見れると思う。

*2:「ワクワク」の時の記事にも書いた。